「重伝建」の無電柱化路線整備における
石畳用特殊鋼製蓋の不具合改修

変形した受枠

  • 変形した受枠①

重要伝統的建造物群保存地区では、街なみの景観に合わせて石畳を敷き詰める道路もあります。そのような場合は通常の鉄蓋では化粧しろの高さが足りなく特殊構造の鋼製蓋を設計する事例もあります。

ここでは、車両通行がある道路で、石が石を押し、逃げ場のなくなった石が特殊部の鉄蓋を押し、受枠が変形し鉄蓋が開閉出来なくなった課題に対し改修した事例をご紹介いたします。

  • 変形した受枠①

受枠、上蓋両方を交換改修した事例です。新規の受枠では変形が起こりにくい構造をご提案し、鉄蓋内側への反りの再発防止対策として梁(脱着可)を入れた構造物を設置いたしました。

変形した受枠(整備前)
整備前
変形した受枠(整備後)
整備後

設置場所による周辺環境・状況や既存鉄蓋で課題となっていた事象を考慮し様々な観点から構造を検討します。最適な改修メンテナンス方法をご提案いたします。

変形した受枠(改修工事状況)
改修工事状況
変形した受枠(改修後の風景)
改修後の風景