低コスト手法「小型ボックス活用」
電線共同溝整備

近年、無電柱化整備への期待と共に課題として挙げられているのが低コスト化への取り組みです。国レベルでの検討手法の中に「小型ボックス活用埋設方式」があり、管路の代わりにU字の構造物内へ低圧電力ケーブルと通信ケーブルを同時収容し、電線共同溝の構造(断面)をコンパクト化する方式です。
ここでは、実際に「小型ボックス」が採用された路線にて、周辺構造物がこれまでの標準品では対応出来なく特殊対応した事例、及び更なる低コスト化へのシナジー効果が期待出来る商品のご紹介をいたします。

小型ボックス設置

「小型ボックス」は、蓋版が地上面に露出し開放した状態でケーブルを敷設することから、鉄蓋の受枠サイドや地上機器部の機器前梁が通線の妨げになってしまいます。それらを解決した商品が小型ボックス接続用鋼製蓋になります。各種サイズ、施錠仕様等ご用意いたしています。

小型ボックス適用路線風景
小型ボックス適用路線風景
小型ボックス接続用鋼製蓋①
小型ボックス接続用鋼製蓋①
小型ボックス接続用鋼製蓋②
小型ボックス接続用鋼製蓋②

DDコネクター設置

小型ボックスから需要家引込みする際の接続材料です。小型ボックス引込み用ノックアウトを開口しコンクリート壁面を挟み込み、ボルトで固定します。
従来のモルタル充填の施工方法に比べ約1時間/箇所→約10分/箇所と大幅に施工時間を短縮することが出来ます。
各種管径に対応した商品をご用意いたしています。

DDコネクター設置状況(外側)
DDコネクター設置状況(外側)
DDコネクター設置状況(内側)
DDコネクター設置状況(内側)
需要家引込み配管状況
需要家引込み配管状況